真空

昨日無事に外宮さんの遷御の儀が執り行われた事と思います。
これで、外宮、内宮、両宮の最重要祭典が終了し、新たな生の始まりを日々に刻んで行くのだと思います。


この森の向こうが外宮さん
(10月6日の外宮さん方面)


そんな昨日がどういう日だったか、身近な自然を通して、いつもの私目線で恐縮ですが、お伝えしたいと思います。


私の家はもうおなじみかと思いますが、両宮のちょうど真ん中に位置する事から、間の山(あいのやま)と呼ばれる丘陵地帯にある小高い山の頂上にあります。

なにせ昔からある山ですから、当然自然も豊かで、木々や竹が風にそよぐ音、野鳥のおしゃべりや虫の音と言った自然の音がとても賑やかな環境です^^

又、どれだけ風の無い暑い日でも、山の上だけは別世界、豊かな風が吹き抜けるなんていつもの事です。

それを父は、ここは風の通り道やからな!っとよく言っていました。

だけども、昨日は本当に静かでした。静か過ぎる程の静寂感に包まれていました。

音と言う音が全て意図的に声をひそめている…。
そんな感覚に近く、山中の木の葉や笹がピクリとも動かない、表現が適切かは解りかねますが、くもの巣さえその揺れをひかえているような、、、なんだか静止画像の世界に迷い込んだのかとさえ感じられました。

なのでそれを一言で言い表わすならば、『真空』!?っと思いました。

でも、豊かな大気の流れは感じられ、山の草花の芳しい匂いはしっかり届けられるのに…なんです。

なんだか山のみんなが、間近に迫るその時を心静かに待っている~、そんな様子に感化され、私も極力生活での音を立てないように意識し、蒸留水のスイッチONを断念しました(笑)

遠くの景色に目をやると、朝熊山の向こうから、続々と真っ白な雲の集団が立ち昇っています。
それが、様々な形に変化して、目指すはやはり外宮さん!
それらは次々、とめどなく現れては流れ、意思ある存在が多数駆けつけて下さっている様子に思えてなりませんでした。
って事は上空にはかなり強い風が吹いている証、雲の流れる速度もとっても早かったです。


( ↓ 朝熊山の山並みを越え続々と現れる白雲なんですけど、見えますか~!?)
朝熊山の向こうから…


〔ちなみに内宮さんの遷御の時の、風の流れは当然逆!
外宮さん方面から吹いてくる、豊かで優しい大きな(強いでも激しいでもなく)風が一斉に内宮さん方向に流れていました。
最初外宮さんが送ってくれてるの!?っと思ったのですが、どうもそれだけじゃなく、伊勢を想う皆さんの想いが風に姿を変えているんだっと思ったものでした。
せん越ながら、我が山の大きな木々や竹達も、次々届く想いを一生懸命中継し、星明かりの下、先端をキラキラさせながら、内宮さんに向け届けている、そんなやたら頼もしい姿を見せてくれていました。
おとぎ話みたいでしょ、でも本当だから仕方ない…笑〕


駆けつける雲



話を昨日に戻して、、、お昼間にちょっと外に出た時があったのですが、そのわずかの間に、厚い雲が一瞬切れ、その上の青空の様子をうかがう事が叶いました。
そうしたら、青空と雲の間に、先日の大きな龍神さまを思わせる雲も、ちゃんと控えておいでになりました。


雲の切れ間に見えた姿


(こちらは、内宮さんの遷御の儀が終わった10月3日の朝 ↓ )


10月3日の雲



終始厚い雲に覆われた一日でしたが、幸いにも雨は降らずに済むかな~っと思っていた所、遷御の儀が行なわれていた頃のホンの数分間、かすかな霧雨が音も無しに地面を濡らしていたようです。

でもこのわずかな時間だけなら、屋根付きの回廊、雨儀廊(うぎろう)を渡っておられる時間帯と安堵したり、霧雨の演出が逆に必要だったのかなっ!?とも思ったりして、自然の形象が見せてくれた、心強い大応援団の存在が、私には安心感も運んでくれたようです。



建設中の雨儀廊



又、その頃には、我が山の虫さん音楽隊もいつもより控えめなボリュームで、その空気に華を添えてくれていました。

さぁ舞台は整いました。
あとはどういう時代を創っていくのか、きっと私達の力に懸かっているのだと思います。

でもきっと大丈夫、いつもお日様が一緒にいてくれますから~


(今朝10月6日の日の出です)
10月6日の日の出



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いちこ

Author:いちこ

伊勢神宮の神様の森は甲子園球場の1300倍!だから伊勢の空気や水はとても清らかなのです

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