祝福の伊勢の名菓

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春シリーズ番外編と致しまして、その期間中にあった出来事を書かせていただこうと思います。

ちょうど、菓子博の記事を楽しみにして下さっている方も居て下さったので、挿絵にまだ出していなかった、菓子博2回目の写真を貼らせていただいて~ちょうどいいタイミングだなっと考えました。

そうなんです、菓子博2回も行って来ました(笑)
一度目は仲の良い幼なじみと開催直後に行きまして、その頃はまだ赤福の祝盆(赤福白福~)が整理券方式で、整理券を手にする事が出来た人達だけ商品と引き換えに販売をされていました。
(後に、早々に配り終えてしまう整理券では公平性がないと、抽選券方式に変更になりました。)

ですが、その整理券を求めるのに、これまたもの凄い行列なんでございます~。
私達伊勢の者はそうそう行列というものに縁がない田舎暮らし、幼なじみと二人、もうあんぐり状態な訳で、、、
ノ( ̄0 ̄;)\ノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!

整理券だけで、1~2時間、商品と引き換えるのに更に1時間~、、、
いくら菓子博限定の白福登場との話題性に、それならばと意気込んだものの、そもそもノーマル赤福で充分幸せなええ年の女子二人ですから、即効却下という判断に決着した根性なしでございます。。。


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二度目は近くに住む身内と、、、
その頃には抽選券方式で、入場と同時に希望者(ほぼ全ての人)に抽選券が手渡されます。
で、私と身内、祝盆も黒餡の復刻版も二人揃って残念ながらハズレでございました~(;^ω^)

いやー、それにかなりショックを受ける身内、結構沈んでおりましたが、"r(^_^;)
「いいじゃないの~!私達は赤福も氷もぜんざいもいつでも食べられるんだから、地元民は遠慮が基本よ!」

と話し、仕方ないと一応納得しながら、全国のお菓子が大集結の販売ブースで、その悔しさを発散しまくるように各地の名菓を購入しておりました。。。(; ̄Д ̄)フトルヨ

赤福白福には縁が無かった訳ですが、それでも大好きな工芸菓子も堪能し、大いにに楽しませてもらった菓子博、その最終日間近の事でした。


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一緒に行った身内からいきなり電話がかかって来て、『今から家に行くから~』と話します。
それはいいけど、どうしたの?って聞くと、『祝盆ゲット!!』との弾む声

詳しく聞くと、この日2回目の菓子博を友人と行っていた身内、抽選券では復刻版だけ当たったようで、祝盆は又してもハズレ、
それで、なんと最終まで粘って再販の祝盆を購入する事が出来たんだとかでとても喜んでおりました。

そうなんです、祝盆や復刻版は抽選券で当たっても、引き換えをされなかった分を最終の時間に再販と言う形で売り出すんです。
それで、友人共々一つずつを購入し、自分は友人と半分こするからと言って私に届けてくれたのです。


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なんとビックリな、心憎い気遣いをしてくれた身内を迎え、二人並んでお仏壇前に座りました。

『ご先祖さま大変、大変なのよ~!レアよ!御供え出来るのもレアよー♪』
なんて大騒ぎしながら、お茶と共に祝盆を御供えする事が出来ました。

祝盆はそもそもその会場で食す用に作られていますし、お茶かコーヒーも一緒に付くのです。
広~い茶店の腰掛けのような飲食スペースもあり、そうそう持ち帰る人は居ないはずなのです。

ですが、ウチの場合その会場から、15分もあれば余裕で着く近場、手に入れられたのが帰る直前の最終、祝盆も透明のプラスチックケースのフタ付、以上のような事で届けてくれる事が可能となり、御供えが出来た訳なのです。

だったら、少しでも多くの方へお届けしたいな~と思ってしまいます。
皆さまにお裾分けする事は叶いませんが、皆さまのご先祖様なら可能なんじゃないかと…(〃∇〃)

余りスケール大きく考えるのはご法度でしょうが、今しかないレアな物…、
それに、なんと言っても、ええじゃないか~♪ええじゃないか~♪の伊勢の名物ですものねっ(笑)


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そこにきて他にもれず、ウチの家系は伊勢人気質丸出しでございます。
今の私達と同じように、多くの伊勢を想う方々とうれしそうに伊勢談議に花を咲かせて、どうかご一緒下さいましな、、、と、この幸せな巡り合わせをとても有難く手を合わせました。

っと、ここまでなら、記事にはしなくていい訳ですけども~(;´∀`)

それから、しばらくし、一人色々と考えを巡らせホッコリしていました。
赤福白福山の出現で、多くの方にお届けできるかなぁ~!?
じじもお茶出しに精を出してくれているかなぁ~とか…

ちょうどそんな時、すでに家に帰った身内からラインが来ました。
赤福、白福、黒福、、、と(笑)

我が家に来た時に、復刻版も欲しいか?と聞かれたのですが、もう祝盆だけで本当に十分やから、内心その気遣いに胸も一杯な訳で、、、
そちらで食べてねーと言ったのですが、せめて雰囲気だけでもの気持ちでしょう~、その中身や包み紙の写メを送ってくれました。
何でも、復刻版の裏面には、その当時の電話番号がそのまま記載されているとかで、それも見せようと思ってくれたようです。

が、が、が、、、
私の目にまず飛び込んだのは、その電話番号欄のすぐ横、そこにあった一遍の俳句でした。


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【到来の 赤福餅や 伊勢の春】

Σ( ̄□ ̄;) え、えっ、ええー!
お返事が俳句となって来ちゃったって事!?

赤福届いたよ~(´▽`)ノ♪ ええ春やわぁ~ との想いのような…


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こちらの俳句は正岡子規の句なのであります。

“赤福HPより”
明治33年の春、病に臥しがちだった子規の下へ、お弟子さんが「赤福餅」を手土産にお見舞いにこられたそうです。それを見た子規は、かつて元気だった頃に伊勢に参宮したのも春であったこと、またその際立ち寄った店が「赤福」であったことを懐かしみ、伊勢の春を偲びつつこの句を詠んだと言われております。



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そっかぁ~(´▽`)
多くの先人様にはさぞかし懐かしい物であったのかも知れないと、この句の本来の持つ意味を知り、その事も掛け合わせて下されたような気もしていました。

私は知らなかったのですが、この句ともう一遍の俳句は、今の通常の赤福餅の包装にも書かれているようです。
私の場合は、外宮内宮に御参りした後などで、お店でいただく事はたまにあっても、自宅用にの箱買いはここ数年まずないです。
あったとしてもそれはどなたかへの贈り物であったり、伊勢のお土産としてだったりする訳で、まして赤福餅はとても柔らかく、ひっくり返して包装の裏を見るなんて普段ありえない事だったりします。やっちゃったら大惨事でしょうよ~(笑)


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なので、全くのノーマークだっただけに、粋な計らいがとてもうれしく思え、多くのあちらの方々にお届け出来たような気持ちになれた事がとてもうれしかった次第です。

えっ?で結局、御下がりの祝盆はって…( ̄▽ ̄)

はいっ、謹んでカロリー担当させていただいた次第ですが~(=´▽`)ゞ

でもっ、一番のレア中のレアは、身内の心遣いなんです。
それが本当にうれしくて、幸せなええ春やったなぁ~♪と、誰より一番私自身が思っていたかも知れません。


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今だけ限定の伊勢 その2

それでは早速、前記事の続きになります♪

まずは、今の季節にピッタリのお花。。。

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伊藤若沖の世界から飛び出したような大鳥さん、凛々しくとても美しい。。。

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こちらは麗しの純白の鳳凰さま、ようこそ伊勢へお越しくださいました。。。

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見て!足元!!墨絵の世界観に、一輪の赤い椿がその地に奉げられています。
伊勢の地から天に昇る龍に、作り手の想いが胸に沁みます。

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頑張る東北の松も来てくれています。
この勢いある針葉、その一本一本に真心込めて、、、それが生き生きとした力強さを生み出しているのだと思います。

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こちらは流れる水の音さえ聞こえてきそうな~雅な世界

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こちらは洋菓子で作られた、北の大地の赤レンガの庁舎。
まるでお城ですね~!それにしても、細工が精巧です。

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ここまで、流れる人の波に乗りながら、本当に沢山の作品を拝見させていただきました。

で、そんな私が唯一足を止めて食い入るようにずっと見つめ続けた液晶ビジョンがこれ! ↓

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つまりはこれ!↓

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えっ?いちいち画像使うんじゃないですって~
まあまあそうおっしゃらず~"r(^_^;) (笑)

要はお雛様の横に並べるあのおみかんの木の事ですよ~♪
このやまとたちばな、野生では唯一の日本原産の柑橘類で、日本のお菓子のルーツなんだそうです。
それもなんと、常世の国(エデンの園)から持ち帰った、永遠に香ると言われる非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)がそれなんです。

そこには、国常立尊(くにとこたちのみこと)が治められていた、常春の『常世の国』(エデンの園のような楽園)の祭政の息吹を、再び時の御世に甦らせたいという祈りがあったから…とのお話で、お雛様の横に必ず飾られているのは、人々の真の平和な暮らしや理想的な国づくりへの祈りが込められたものだとの事でした。

鳥羽市の離島にその原生地があり、鳥羽市の市の木に制定されています。

って事は、、、!?
真偽の程は解りませんが、、、

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春の伊勢 その1 で紹介した、内宮さんのおみかん。。。もしや?
ちょっと大きすぎるからちがうのかなぁ~?
でも、やっぱりそうだと思いたいなっ(´▽`)♪

今だけ限定の伊勢 その1

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さあて、
いよいよ新芽が芽吹き、空が、山々が、木々が本気の輝きを放つ季節です~(´▽`)

ズームすると、、、朝熊山です。

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鼓ヶ岳も、、、

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柔らかな新芽の芽吹き、そしてこれから金色のお花をつけますから、更に空気感が神聖さを増すように思うのです。

そんな今日この頃、伊勢で開催されています『お伊勢さん菓子博』に行ってきました。
とは言え、このブログにそれを書くつもりはなかったのですが、やはり『お伊勢さん』と枕詞が付くように、伊勢参宮に主観を置いた素晴らしい展示の数々に、皆様にも報告させていただきたいなと思いました。

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こちらは浮世絵師歌川広重の「伊勢参宮 宮川の渡し」をモチーフに、多くの人が行き交い活気あふれるお伊勢まいりの様子を表現しているシンボル展示です。
三重県の和洋菓子職人100人以上が制作ジャンルを分け、5つのチームが各パーツの制作を行うことで、幅約10m×奥行約5.5mの壮大なスケールの工芸菓子展示です。

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美しい満開の桜並木、そのお花は10万輪、松の針葉も10万本!1年半もの歳月をかけ、細部に至るまでこだわりぬいた作品を作製されています。

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詳しくはぜひお伊勢さん菓子博のHP,巨大工芸菓子制作日記をご覧くださいませ。。。

実は私、若い頃に細工物と呼ばれる工芸菓子をほんの少し学んだ事がありまして、そのお色の付け方や、花びら一枚一枚の角度や丸みが全体の印象を大きく左右するという事に感銘を受けておりまして、こういう物に目がないのでございます~(o ̄▽ ̄o)
もちろん、甘いものにも目がない訳ですが、、、(笑)

だから、目にするもの全て、その巧の技に胸を打たれて、そこにボーっとたたずんでしまいたくなるのですけど、いかんせん人出が凄すぎます!

普段、小鳥のさえずりと風の音しか聞こえない環境に身を置くものとしましては、何千、何万の溢れる人の波って未体験の感覚です~( ̄▽ ̄;)
なんだか不思議と笑って、人の波に乗りながら、流れるように沢山の作品の数々を拝見し、少し写真も撮らせていただきました。

自撮り棒は禁止ですが、作品の撮影は許可されているのです~。
てな訳で、構図はもちろんピントさえ合ってるのかの確認もせず、秒速で撮影した作品の数々、イメージ壊してないと良いのですが、少し並べてみます。

まず、お色の付け方、この色彩の美しさに感動した作品

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鳥さんが生きているようです~

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この松も大作ですねー!

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わー♪御木曳の奉曳車!と思ったら地元の和菓子屋さんの作品。

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細部までこだわってる~

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最後にもう一度言いますが、これ全部お菓子ですからね~( ̄▽ ̄)
もう少し続きます~

母よ、あなたは強かった。その2

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いち:父さんと母さんの生きてきた歴史を聞いていると、なんだか自分の小ささを思い知らされるね( ̄▽ ̄;)

母:そんな事ないよ!いちこは元気に産まれてくれただけで、赤ちゃんの時から家族みんなを癒してくれた♪

いち:ああっ、その話ね~(^▽^;) 

祖母が無くなってからわずか数年、そのちょっとしたしぐさもなぜか亡き祖母に瓜二つの私が誕生する事になりました。

母は若い時の貧しい生活から、体の栄養状態が万全ではなく、遅がけに出来た私の事を母体も子供の安全も保証できないので堕胎するようお医者様からキツク言われていたそうです。
そもそもがバリバリの看護師ですからその怖さも十分に理解していた事でしょう~

父ももちろん気が気で無かったはずですが、こうと決めたら一歩も引かない母の事を一番よく理解しているだけに、見守るしか出来なかったと言います。


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母:この子は大丈夫、とても強い子。そして私も決して負けない。。。

そんな確固たる何かを強く信じていたようです。

そうして、それから無事にこの世に誕生させてもらった私、それはそれは小さく、未熟児ギリギリのラインの弱弱しさながら、何とか無事で、もちろん母も元気だった訳です。

ところが、その産まれて間もなく、またしても母はやらかしてくれていました(-_-;)

母:母さんな~、いちこが産まれてほぼ一週間で病院勤めに戻ったの♪

いち:えええーーー?どういう事?お金の為???

母:それも全く無かった訳じゃないけど、その頃は父さんの稼ぎが十分あったんだけどねっ、、、でも病院のみんなが大人しく座っているだけでいいからって!赤ちゃんのお世話もするでって、しょっちゅう言われてしまってね"r(^_^;)

いち:あなたっ!それ無茶苦茶じゃない!ベビーベット代わりの病室ベットはそりゃ沢山あっただろうけどさっ、産前産後、育児休暇はその当時無かったのか???今じゃ産後1年や1年半なんて普通になっている話だよ!

母:どうやったんやろな~?でもみんなこぞって何かあったら処置も看病も出来る体制だから心配するなって…(笑)それに心配な患者さんも沢山居たし、そもそもそれだけその当時の病院は大忙しで大変だったのよー

いち:おいおいっ!そこは生後7日の生まれたての私を心配しようよー( ▽|||)


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母:大人しく座って指示だけで良いと言われても、出勤したらしたでそういう訳にもいかず、結局ご近所の個人のお宅に預ける事になったんだけどねー。

いち:母さんチャキチャキの看護婦だったらしいね!つい最近もそんな話が偶然耳に入ってきたよ~(^▽^;)
今現在もその病院の歴代の看護師長さんはなかなかの厳しい厳格な婦長さん揃いらしい…、そんな方々が頭が上がらないのが、母さんだったってオチ付きの話で、母さんどんだけ~???と青ざめたよー(¬ε¬;)

母:母さんはとても優しかったんよ~♪ でね、預けていた個人のお宅が、個人なだけにかなり高額でキビシかったんだけど、そこにいちこを溺愛してくれた志摩のお義母さん(父方祖母)が助けに来てくれたのよ~

いち:ああっそれ知ってる!『可愛い子は元気かのぉ~♪』ってお決まりのフレーズで、始発のバスに乗り、志摩から山の上のこの家に子守りの為によく通って来てくれた志摩のおばあちゃんの話でしょ!

母:そうそう~♪ 志摩のばあちゃんは手広く農業をされてたから、それは忙しい身だっただろうに、いちこ会いたさに暇を見付けては飛んで来てくれてたの、ありがたかったよ!

いち:志摩のおばあちゃんは私に夢中~!?

母:(笑)その時、志摩にもすでに何人も孫が生まれていたけど、みんな男の子だったのねー、そこに突然現れたのが、いちこだったから、本家でも姫や姫やと大騒ぎ~♪初めての女児の孫だった事もあり、志摩のおばあちゃんも本家の皆さんもそれは大事にしてくれたのよ!

いち:姫っすか~私。。。(〃∇〃)ゞ 

母:志摩のおばあちゃんはとても面白くて、母さんに抱かれていちこがご機嫌さんでいると決まって不機嫌になる。で、わしが抱っこする~と奪って離さなくなるくらいの可愛がりよう♪

いち:おおっ!嫁姑バトル勃発ですなっ!しかも原因は私だったなんてそれどうなの…( ̄^ ̄)チ-ン
そうそう、そう言えば少し前、●子おばちゃん(父の下の弟嫁さん)からもその当時の話を聞いたのよ~!

母:え?なんて?

いち:おばさんは私の事をとても思い入れ深く、今もとっても可愛い姪っ子なんよって言ってくれた♪


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おば:いちこが生まれた時、お目目くりくりのとっても可愛い赤ちゃんで、まるで動くキューピー人形さんやと親戚一同がみんな顔を見たがってたくらいの子やったんよ!お姉さん(私の母)はそんないちこにそれはいつも可愛いお洋服を着せ、お兄さん(私の父)と共にとても大事に育てていた。
その時、私はすでに結婚していたけど、まだ子供はもう少し先で良いと思ってはいたものの、いちこの可愛さにもうすぐにでも子供が欲しくなったし、結婚がまだだった弟さんの背中を知らぬまに押してた事もあった。
実際、いちこ誕生のあと親族の子供が増えてるのも事実でしょ(笑)

いち:もちろん、●子おばちゃんがお上手言って下さってるだけなのはわかっているけど、母さんもしかして、その可愛いお洋服ってのはお手製でしょうか~?

母:もっちろんです!昔取った杵柄ってヤツよね、それに私、センス抜群( ̄▽ ̄)v!!

ーーーーーー


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私の母は昔からゴーイングマイウエイ的な妙な明るさ強さがある事を幼い時より感じていました。
でもこうやって初めてその苦労していたであろう子供時代からの話を聞いて、その妙な強さが、今日まで生きてきた経験と軌跡に基づいたものだと、とても芯から理解できたように思います。

苦労を苦労とも思わずに、その中で自分に出来る事を明るく楽しみながら重ねていった日々、到底現代を生きる私には逆立ちしてもマネできそうにありませんが、少なくともその明るい母と心根の優しい父の遺伝子をしっかり受け継ぐ娘として、又、今は亡き多くの親族が愛してくれた子供であった事実と共に、改めて誇りを持ち続けたいと温かな気持ちになりました。

母よ、あなたは強かった。その1

こんばんは、いちこです~。

私の母(ばば)は現在要介護5で、介護施設にお世話になっています。
お食事やイベントの時は車椅子に座れますが、長時間の座位は身体が痛くなり、ほぼベットの上での生活です。

そんな母の元に、2週間に一度のペースで、何か美味しいものを持ち込みおしゃべりに花を咲かせています。
最近はもっぱら母の幼少時代、どうやってこれまでを生きてきたのか、そんな昔話を必死に聞き出している状態です。

たまに軽くボケが入るものの、そんな今だから、よく覚えている幼い頃の記憶、それを思い出し自分の言葉で話す事は、とても良い脳の活性化に繋がるはずだし、何より私としても今しか教えてもらえない貴重なルーツ話にもなります。

本当はこういう昔話は、人の顔を一回見れば大体記憶できてしまう、うらやましい程の記憶力を持っていた父にこそ、元気なうちにしっかり聞くべきだったのですが、、、(;-_-)w 父亡きあとかなり後悔したもんです。

だからこそ、母には今のうちに…っと、、、
そこで初めて明かされる様々な昔話に私も興味深々で、でもってこれらの話をしっかり覚えておきたくて、ちょっと記事にしてみます。


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ーーーーーー

母は、三人兄弟の一番末っ子として誕生しますが、その一年半後くらいに一家の大黒柱であるお父さん(いちこの祖父)を病気で亡くし、真ん中のお兄さんも病気で亡くしています。
年の離れた長男はあっと言う間に一人独立を果たし、母は祖母と二人、貧乏長屋で肩を寄せ合うように、懸命に生きてきたようです。

いち:ねえねえ、大黒柱であるお父さんがいなくて、おばあちゃんはどうやって生計を立てていたんだろうか~?(・_・?)

母:ばあちゃんが他に収入元があったのかはよくわからんけど、、、とにかく母さんが洋服やら小物やら色々作ってなっ、それをばあちゃんが売りに行ってたんさ~( ̄▽ ̄)ゞ

いち:えっ!?それって、母さんがいくつくらいの時?

母:小学校4年生くらいにはいっぱい作ってたよ♪

いち:はい~?(°O°) 小学校4年生って10才そこそこの子供じゃんか!ええっ?学校は?

母:もちろん行ってたさ!そんなんスカートなんて数時間で縫えるやんかー、一晩あったら何でも作れるって~(笑)

いち:で、でも、子供の作った物なんて売れるの?

母:それがさー、ものスゴイ人気でさっ♪皆さん可愛い可愛い~って大盛況♪ 母さんめちゃめちゃセンス良かったのよー( ̄▽ ̄)v

いち:ええっそんなのあり!?でもでも、それをおばあちゃんどこへ売りに行ったんやろか?

母:主に近隣のお百姓さんとこやなっ!お百姓さんは忙しくて子供の洋服なんて作れないし、なかなか田舎では売ってないから、皆さんこぞって喜んでくれたみたいやよ!だけどお百姓さんもお金がない時があるやろ!そんな時はお野菜や乾物の食料品と物々交換さ~♪
だから干し芋が家にはいつもあったな~( ̄▽ ̄)♪それが美味しくて~♪


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いち:えええっq(°O°)p!?どうやって?それいつ頃までやってたの?
(子供が子供服作ってそれで生計を立ててたなんて正直意味不明でした)

母:ずっとさー♪母さんなっ、本屋さんでチラチラっと立ち読みさせてもらってステキなお洋服があると自然と作り方がわかるんよ~♪
だから全くの独学、自己流やけど大体は作れてしまうので、いっつも、わー可愛い~♪って大人気だったのよね( ̄▽ ̄)ゞ

いち:母さんすごー!天才じゃん!q(°O°)p

母:そうなんさ~母さん天才~!( ̄▽ ̄)ゞ (決して否定しない母です)

いち:でもでもでも、母さんは看護師じゃん!どうやって入学費用くめんできたんやろ?で、学校は?試験勉強は?

母:なあ~・・・!?入学費用はあったんやろな~、もう覚えてないけど。。。

いち:その時、おばあちゃんとの生活は誰が支えてたの?

母:もちろん私!それはなっ♪学校行きながら病院勤めするやろっ!で、残業しまくる訳さ~♪お給料いただけるやん(〃∇〃)ゞ♪

いち:でもでもでもでも、母さん正看護師の資格持ってるじゃん!勉強も半端ないやろ?
(母は私が物心付いた時にはすでにバリバリの看護婦さんで、婦長も長年勤め上げた人なんです)

母:だから夜中は毎日毎日勉強したよ!母さんこれでも頭サエサエやったんさ~♪


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いち:サエサエ!?勉強がスコスコ頭に入ってったって事?母さんすっごいなー!で、一発合格?

母:もっちろ~ん♪(費用の面でも)一発しかいかんやん♪

いち:すげーー!窮鼠ネコを嚙んじゃった~(^▽^*)ゞ!?コケの一念岩をも通す~(^▽^*)ゞあれっ?

母:母さん難しい事わからんわ~( ̄▽ ̄)

いち:私もわからんけど。。。(笑) 
だけど、なんか母さんの話聞いてると、なんでも出来る気になっちゃうな~!勇気出るよ!

母:人間その気になったら何でも出来るもんさ~!それに、いちこなら何でも出来るヨ♪母さんの子やも~ん♪

いち:うん!その根拠の全くない全幅の信頼をありがと、( ̄^ ̄)ゞ
でもさ、ちょっとはゆっくりしたくなかった?ずっと大変な生活やったんじゃない?

母:でも思い返すと楽しかったんよねー♪母さんにはその大変さが自分にちょうど良かった。

いち:ハハハっ頼もしいな~(´▽`) で、じじ(父さん)に出逢って結婚したんだ!じじはウチの救世主だもんね(^_-)-☆


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正看護師になりバリバリ仕事をしていた母は、お見合いで父に出逢い結婚!今まで一人で支えていた家と祖母の事を父との二人、両輪で支え、新たな家庭を築く事となります。

母:そうそう、よく全てを引き受けてくれたもんやよな~♪普通出来ない事やから…

母は祖母の面倒をみていた事、母の兄である叔父はその時なぜか音信不通状態で、母方の姓を継承する者が居なかったのです。
そこで父は、

父:私は10人兄弟、そのほとんどが男兄弟です。すでに結婚している上の兄達は実家性を継いでますし、弟達もそうなっていくでしょう。
だから私一人くらいあなたの姓を名乗ってもなにも問題ありません。また仕事がら家を空ける事も多い私に、お義母さんが居てくれる事は何より安心であります。

そう言って祖母の面倒も、母方の姓を名乗る事も全て承知してくれたようです。すなわち婿養子パターンです。
だけど、現代での婿養子とは、普通奥さん側に地位や財産があり、それを継承するべくなんて形が一般的ですよね~

それに比べ、地位もお金も家さえも借家であってのないない尽くし、おまけに祖母まで付いていた訳ですが、それでもそれで良いと言ってくれた、父の優しさ、器の大きさに母も祖母もどれほど感謝した事でしょうか~

その上、結婚後あっと言う間に念願のマイホームを建て、祖母も母も大喜びだったそうです。そして母方ご先祖の立派なお墓を建立し、大事にご供養もしてくれてたらしいです。
母なんて親族の命日もすっかり忘れがちの人ですが、反対に父がしっかり覚えていて、いつもびっくりするわ~なんてよく話していました。さすがに父の記憶力は半端無かった訳です。

そののち、そんな我が家を愛し、母をここまで育て上げた祖母も他界しますが、それも自宅で安心して眠るように生涯を終えられたそうです。


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プロフィール

いちこ

Author:いちこ

伊勢神宮の神様の森は甲子園球場の1300倍!だから伊勢の空気や水はとても清らかなのです

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